ウィークリー10月11日号

水際対策の緩和でインバウンド期待が高まる小売企業群

　政府によるインバウンド（訪日外国人旅行）の新型コロナウイルス感染者流入防止策、いわゆる水際対策が、10月11日に大幅に緩和されました。政府は今年3月から段階的に緩和を進めてきており、毎月の訪日客数は回復傾向ですが8月時点では19年比でまだ1割に満たない状況です。しかし今回の緩和では、入国者数上限（1日当たり5万人）が撤廃されたほか、添乗員付きツアー以外の個人旅行も解禁されました。コロナ前は、個人旅行が観光目的のインバウンドの7割以上を占めていたため、個人旅行の解禁が与えるインパクトはこれまでの緩和策よりも格段に大きいものになると期待されます。

　本文中には具体的に銘柄も紹介していますので、ぜひご自身の投資にお役立てください。

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