ウィークリー10月3日号

急回復が予想されるホテル関連ビジネス

　日本政府観光局（JNTO）が発表した今年8月の訪日外国人数は16.9万人と、2019年比では7％（93％減）の水準ですが、前年同月比では6.6倍とコロナ禍直後の20年3月（19.3万人）に迫る水準に回復しました。この結果22年累計（1～8月）の訪日外国人数も前年同期比4.7倍の82.2万人と急回復しています。さらに、政府は規制する入国者数の枠を10月11日から撤廃する方針で、今後は一段の急回復が予想されます。
　ただ、現在ゼロコロナ政策下に置かれる中国人の来日にはあまり期待できません。中国人は19年に3188万人に上った訪日外国人数の3割（959万人）を占めていたことから、その影響は大きいです。しかし一方で、外国人旅行者にとって現状の円安は当時には無かった追い風になっていることから、保守的にみて中国人を除いた19年の訪日外国人数（約2200万人）が回復の目途と思われます。

　本文中には具体的に銘柄も紹介していますので、ぜひご自身の投資にお役立てください。

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